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特徴的な
デザイン意匠の継承

旧元町小学校を
継承したデザイン

震災復興拠点にもなった
旧元町小学校

昭和2年に関東大震災の帝都復興事業における復興小学校として、復興公園である元町公園とともに建設整備されました。

(出典:東京市教育施設復興図集)

コの字型建物構成の採用

旧元町小学校の構成は、コの字型の校舎で囲われた校庭が南側に隣接する元町公園に向けて開放されており、公園との間に空間的な連続性があることに特徴がありました。
当時の学校建築としては先進的な歴史性のある構成を継承し、グラウンドを建物でコの字型に囲んだ施設配置としました。

北東側外観

園庭

元町公園との
一体的な屋外空間の形成

元町公園について

元町公園は、昭和5年に震災復興小公園として開園しました。
震災復興小公園とは、関東大震災発生後、東京市の帝都復興計画の中で、小学校に隣接して整備された公園であり、地域住民の利用のほか、隣接する校庭の延長となる教材園および運動補助場、さらに災害時の避難場所とする目的で計画されました。
元町公園は、現在も開園当初の姿を伝える復興小公園として区内外に知られており、開園当初の施設が多く残る公園です。

「一体的な屋外空間」を目指して

震災復興小公園・小学校は公園と校庭部分が空間的に連続し、一体的な屋外空間を形成していることに特徴がありました。この歴史性のある構成を継承し、元町ウェルネスパーク敷地内でのセキュリティを考慮しながら、元町公園と園庭部分との一体的な利活用ができる整備を行いました。